健康課題の多い現代人にとって、「エネルギーに満ちた心と体」をつくることはなかなか大変なことかもしれません。
パーソナルトレーナーとして多くの顧客の健康と向き合いながら、トレーニング指導にとどまらず栄養指導にも力を注ぐ川合智さんへのインタビュー後編では、川合さんご自身のライフスタイルの工夫から、誰でも始められる小さな習慣のヒントまで伺いました。
川合さんが考える“エネルギーが満ちた状態”とは何か、そのために欠かせない「睡眠」「運動」「食生活」への具体的なアプローチについてもお伝えします。
※本記事は、当社よりケンフェロール含有製品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。
趣味のボクシングやキックボクシング、また、トレーニング自体が自分にとっては心地よい刺激になっています。こうした“自分のための運動”が、私にとっての「オン」です。
一方で、睡眠や、何も予定を入れていない空白の時間が、私にとっての「オフ」の時間です。あえてスケジュールを詰め込まず、ゆとりのある時間のなかで自分自身の内側と向き合える時間を作っています。
自宅でもカフェでも、自分がリラックスできると感じられる環境であればどこでも良いのですが、「今ここにいる」という感覚を持つことを大切にしています。
実は、そういった“今この瞬間”に集中できている状態が、自律神経(特に副交感神経)を整えるのに有効だと言われているんです。逆に、常に外からの刺激や情報に引っ張られていると「交感神経」が高ぶってしまい、休むべき時にしっかりオフにできなくなってしまいます。

私にとって一番のスイッチは「睡眠」です。
質の良い睡眠が取れていないと、朝の目覚めが悪くなるだけでなく、1日を通してホルモンの分泌や血糖の安定にも影響が出てきます。特に、「コルチゾール」の分泌が乱れてしまうと、エネルギー不足を感じやすくなることがあります。
ですので、オンとオフを切り替えるうえで、まずは睡眠をしっかりとることを一番大切にしています。「しっかり休んだからこそ、また頑張ろう」と自然に思えるような生活リズムを作ることが、パフォーマンスを維持したり、エネルギーに満ちた状態を維持したりすることに繋がっていると思います。
私は、「自律神経の働きが整い、十分に機能している状態」がエネルギーに満ちた状態だと考えています。
自律神経は、呼吸や血圧、排泄など、人が生きるための基本的な機能を司っています。これらが乱れると、エネルギーをしっかり生み出すことができなくなってしまうんですね。

自分のエネルギーの状態を見極めるには「睡眠の質」がひとつの指標になっています。
たとえば、途中で起きずにぐっすり眠れること、朝は1度目のアラームですっきり起きられること、「今日も頑張ろう」と思えること――。こういった状態は、自律神経のバランスが整い、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいっている表れです。
逆に、「寝ても朝がだるい」「起きられない」というときは、自律神経の調節がうまく働かず「エネルギー不足」の状態になりやすい状態だと思います。
エネルギーを生み出すうえで、呼吸と酸素は欠かせない存在です。少し専門的になりますが、私たちの細胞が働いて臓器が機能するためには、ATPというエネルギーを供給する分子が必要で、これをつくるために酸素が重要です。つまり、酸素を取り込む「呼吸」は、エネルギーを生み出すために欠かせないプロセスといえます。

では、酸素を効率よく取り込むためにどうするか。実は、たくさん吸うことよりも「しっかり吐くこと」「呼吸数を減らすこと」の方が重要なんです。
酸素をしっかりと細胞に送り込むためにはゆっくり長く吐くこと、呼吸の回数を減らすことがポイントです。
具体的には、「5カウントかけて鼻から息を吐き、5カウント息を止めて、5カウントかけて吸う」というサイクルを繰り返す呼吸法を行うことで、酸素がしっかり細胞に届くようになります。
まずは、運動よりも栄養状態の改善です。
慢性的に栄養が足りていない場合は、いきなりハードな運動を行うと、むしろ体調を悪化させる可能性がありますので、まずはバランスの良い食事でしっかり栄養を補うことが重要です。糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの基本的な栄養素を見直すところから始めてみましょう。
併せて、睡眠の質を高めることも大切です。

現代では布団に入ってからスマホを触る方も多く、交感神経が高ぶったまま「寝つけない」という方も増えています。そんな時は、先ほど紹介した「5カウント吐いて、5カウント止めて、5カウント吸う」という呼吸法を布団の中で行ってみてください。自律神経は非常に反応が早いので、このような呼吸をするだけでも副交感神経が優位になり、スムーズに眠りにつきやすくなりますよ。
また、眠くなるまではベッドに入らない、寝る1〜2時間前から照明を落とす、スマホではなく本を読むなどのアプローチも、睡眠の質を上げるのに効果的です。
また、日中の食生活の他に、就寝前の工夫として、ノンカフェインのカモミールティーに少量の蜂蜜を加える方法もあります。蜂蜜は一時的に血糖値を安定させる働きがあるとされ、取り入れてみて心地よく眠れたという方もおられます。飲んだあとは、虫歯予防のために歯磨きを忘れずに行いましょう。
有酸素運動も、筋トレなどの無酸素運動も、どちらも睡眠にはプラスになります。ただし、タイミングが重要です。
例えば、夜9時くらいにフィットネスクラブで激しい運動をしてしまうと、交感神経が高ぶってしまって寝つきが悪くなります。理想は、寝る3〜4時間前には運動を終えておくことです。しっかり体を動かしておくと、適度な疲労感が得られて、深い睡眠に繋がります。
ケンフェロールはファイトケミカルと呼ばれる栄養成分の一つで、まだ解明されていない作用を多く秘めているものです。
酸素を活かして、人の活力をサポートする成分として、栄養学の世界でも画期的な成分ではないかと考え、期待を寄せています。

とはいえ、やはり栄養はあくまで“土台”があってこそ。大切なのは「食事・運動・睡眠」の健康三原則です。そのうえで、ケンフェロールのようなサポート栄養成分を活用するのが理想ですね。
ケンフェロールは正しい生活習慣を支える味方になるものだと感じています。
心身のリズムを整えたいとき、しっかりとした休息をとりたいとき、なんとなく元気が足りていないと感じているとき。
また、忙しいスケジュールの中でも、自分のパフォーマンスを発揮したいとき。
様々なシーンでケンフェロールを一度試していただくこと、これによって何かしらの変化を期待できるのではないかと考えています。

「ケンフェロール」は植物に含まれるフラボノイドの一種で、ブロッコリー、ケール、キャベツなどのアブラナ科の植物、豆類や茶葉などに多く含まれることが知られている。
資産形成の話では「お金持ちになることよりも、裕福であり続けることのほうが難しい」といった名言がありますよね。健康もまったく同じだと思っています。

一時的に良くなったように見せるのではなく、運動・食事・睡眠といった生活習慣を整えることで、継続的に元気でいられる状態を作ることが何より大切だと感じています。
ありがたいことに、そうした「健康の維持」を伝える仕事をさせていただいていますので、これからも自ら模範となりながら、皆さんと一緒に健康と向き合っていけたらと思っています。
一人でも多くの方に“自分の健康は自分でマネジメントできる”という気づきと方法を届けていけたら嬉しいです。
まずお伝えしたいのは、「体を変えるために大きな一歩は必要ない」ということです。
たとえば、今回ご紹介した呼吸法を取り入れるだけでも、自律神経が整い、睡眠の質が良くなり、朝スッキリ起きられるようになることもあります。また、普段ジャンクフードを選んでいる方が、コンビニで「おにぎり・味噌汁・ゆで卵・納豆」といった簡単なバランス食を選ぶようにするだけで、栄養状態が改善し、体調が整いやすくなったと感じる方も少なくありません。

大事なのは、「大きな変化」ではなく、“今の習慣にほんの少し変化を加える”ことです。小さな一歩を踏み出せば、体も気持ちも確実に変わっていきます。ぜひ、今日できることから始めてみてください。
大阪難波にてパーソナルトレーニングジム「PM Performance」を運営し、個々の身体の悩みに対応したトレーニング指導を行うほか、運動と栄養を統合したヘルスケアを提案している。栄養学の知識を活かして、専門家向けに講義・セミナー活動も展開し、自身が開発に携わるサプリメントの販売も行いながら、統合的な健康支援を実践している。