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チカラ・インタビュー ~ Field Talks ~
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2026/04/13

白戸 太朗 さん 後編:トライアスロンとの向き合い方と、トレーニングを続けるコツ

泳ぎ、漕ぎ、走る――それぞれの動作を超えて、人生そのものに向き合うきっかけを与えてくれるのが、トライアスロンというスポーツです。

選手としての枠を超えて、長年にわたりトライアスロンの魅力を伝え続けてきた白戸太朗さんに、トライアスロンの魅力を聞きました。インタビュー後編では、白戸さんのトライアスロンに対しての向き合い方や、トレーニングのコツ、栄養補給や酸素の活用について伺います。

※本記事は、当社よりケンフェロール含有製品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。

トライアスロンとの向き合い方について

―白戸さんが現在のトレーニングで大切にしていることはありますか。

選手時代と今とでは目的が違うので、トレーニングの取り組み方も変わってきました。今は仕事が優先ですので、あえてレースに出る予定を立てて、日々の目標を作るようにしています。仕事があるなかで無理をしても続かないので、「今の自分に何ができるか」を考えながら、工夫してトレーニングするのが楽しいですね。

―3種目をバランスよく練習するためのコツはありますか。

大切なのは、実際の自分の生活にどうやってトレーニングを組み込むかということです。理想的な練習計画を立てても、実生活がそれに合っていなければ意味がありません。

具体的には、「時間」と「場所」の組み合わせで、トレーニングの選択肢を持っておくとよいと思います。たとえば、朝に30分確保できたなら近所をランニングする、1時間あればプールに寄るなど。さらに「朝なら△△のプール」「夜なら○○のプール」といったように複数の場所や内容について選択肢があれば、その日の状況に合わせて柔軟に決めやすいので、無理なく続けられると思います。

―練習のモチベーションを保つための工夫はありますか。

ホノルルトライアスロン当日の白戸さんとチーム「アスロニア」の方々。共に練習してきた仲間たちの結束力は固い。


仲間の存在ですね。同じくトライアスロンをする仲間がいるコミュニティに入ると、情報も得られますし、刺激もあって飽きません。毎日誰かと練習する必要はありませんが、週1回でも「この曜日は一緒に水泳する」と決めておくと、モチベーションの柱になります。

ランニングの練習はこの人たち、自転車はこのグループ、と、コミュニティの使い分けができると、より楽しく続けられると思います。

―休息やリカバリーについて、初心者にアドバイスをお願いします。

一番大切なのは、「自分の体の声を聞くこと」です。

肉体的に疲れているのか、やる気が起きないだけなのか、自分自身のことを理解できるようになるには時間がかかりますが、意識するほど、だんだんと分かってきます。

たとえば、ストレッチしているときに「どこが伸びてるか」「どう感じるか」に意識を向けるだけでも、体からのサインをより多く受け取れるようになります。誰かからのアドバイスだけでなく、自分の体と相対する習慣を作ることが何よりも大事だと思います。

―練習のモチベーションが上がらないときは、どう対処していますか。

やる気が出ないときは無理やり練習しなくていいと考えます。もし、何もしないのは気が引けるなら「今日はプールに行くだけ」とか、「水着に着替えてみる」くらいのつもりでやってみてはどうでしょうか。やってみると、案外動けたりするものです。

スポーツは人のためではなくて、自分のため。だから、自分が「気持ちいい」と感じるような練習の仕方をぜひ見つけてほしいです。それは、スポーツで汗をかいた後の心地よい疲労かもしれませんし、ご飯が美味しく感じられることかもしれません。自分にとっての心地よい頑張り方を見つけていくのが、トライアスロンのやりがいだと思います。

 
トライアスロンにおける栄養補給の考え方

―トライアスロン中の栄養補給で意識していることを教えてください。

トライアスロンは長時間の競技なので、水分とエネルギーの補給がとにかく重要です。特に、レースが始まる前から、前日・当日の朝の栄養の摂り方が非常に大事ですね。僕の場合は、ある程度ルーティンが決まっていて、「このタイミングでこれを摂る」といったパターンを持っていて、それが一番安定すると感じます。

大事にしているのは「自分の体に合うものを摂る」ということです。たとえば、自分にとっては日本の味──梅干しやおにぎり、味噌──は落ち着いて摂れるんです。たとえば通常のジェルなどの補給食の間に、甘酒を飲んだり、甘いものばかり摂取しているときに味噌を取り入れて口のなかをすっきりさせています。

選手のメンタルや文化背景によっても、食べやすいものは違います。実際に、オーストラリアの選手が「ベジマイト(濃い茶色のペースト状の発酵食品)」を摂るように、子どもの頃から親しんだ味は、お腹にも心にも優しい。これは栄養補給とはカラダだけでなく、心の栄養でもある。メンタリティや回復に関わる要素だと思っています。

 
酸素を効率よく使うためのトレーニングについて

―酸素を効率的に使うために、どんなトレーニングが効果的でしょうか。

有酸素能力を高めるには、毛細血管を発達させて酸素を体内に取り込みやすくする必要があります。そのためには、低強度で長時間のトレーニング、つまり「じっくり長く動くこと」が基本です。

長く走る、長く自転車をこぐ──それだけのように見えて、実は一番の土台になります。これがあって初めて、インターバルトレーニングや高強度トレーニングの効果も生きてくるため、一見地味ですが、丁寧に積み上げていくことが、有酸素能力を伸ばす一番の近道だと思います。

 
ケンフェロールへの期待

―酸素の活用をサポートする「ケンフェロール」についてはどんな印象ですか。

運動前にケンフェロールを摂れば、運動への“エンジンのかかり”が早くなるのではないかと思います。

もちろん選手にもおすすめしたいですが、40代・50代など、活動時に疲れを感じやすくなってきたとか、なかなか元気が出にくくなってきた人たちに良いと思います。

ケンフェロールは、パフォーマンスで高得点を狙うというよりは、“全体を底上げする”ような印象です。「もうひと頑張り」が効くようになる。年齢を重ねて少し元気が足りないと感じている人には、良いのではないかと思います。

ただ、もし誰かに「それって何?どんな成分?」と聞かれたら「秘密」と言います。

だってね、秘密って言った方が皆さん聞きたがるじゃないですか(笑)
 

「ケンフェロール」は植物に含まれるフラボノイドの一種で、ブロッコリー、ケール、キャベツなどのアブラナ科の植物、豆類や茶葉などに多く含まれることが知られている。

 
トライアスロン初心者に向けたメッセージ

―トライアスロン初心者に向けて、大会への心構えを教えてください。

僕自身もそうでしたが、最初は何もわからなくて、不安でいっぱいだと思います。だからこそ、まずは情報を集めること。

知らないことは不安を増大します。インターネットやスクール、知り合いでも良いので、情報を集めるだけで不安は軽くなります。
そういう意味では、スクールやコミュニティで経験者が周りにいると心強いですね。

とはいえ、どんなに準備をしても本番では予想外のことが起きます。トライアスロンは3種目あって、各競技のつなぎも含めてすべてがレース。競技時間も長いので、何が起きてもおかしくないんです。
私自身もこれまで600以上のレースに出てきましたが、トラブルがないレースはほんのわずか。毎回何かしらのトラブルは常にあって、それこそがトライアスロンといえます。

初めて挑戦する人は「何かが起きるのが前提」くらいの心構えでいると良いと思います。準備は万全に、でもレース中は柔軟に。そのバランスが大切です。

―最後に、これからトライアスロンに挑戦したい人へのメッセージをお願いします。

トライアスロンは「自分自身への挑戦」だと思います。
年齢も性別も関係ない。大切なのは、自分に挑戦したいという気持ちがあるかどうか。それさえあれば、きっと誰でも挑戦できます。

何かに挑む気持ちは、人生を豊かにすると思います。だからこそ、一歩踏み出してみてください。完璧じゃなくてもいいんです。ぜひ自分自身に挑戦してみていただきたいと思います。

―ありがとうございました。

トライアスロン選手/スポーツナビゲーター/前東京都議会議員
白戸 太朗さん

中学・高校・大学時代はクロスカントリースキーの選手として活躍後、1990年よりプロのトライアスリートとして活躍。世界選手権日本代表を6年連続経験するなど世界で実績を積み、ワールドカップシリーズや、世界最大規模の長距離トライアスロンである「アイアンマン・レース」シリーズで世界を転戦。その後、スポーツの案内人として様々な角度から魅力を伝えるために、スポーツナビゲーターとしても広く活動。2008年には株式会社ATHLONIA(アスロニア)を設立し、トライアスロンの普及に力を注いでいる。これまで通算600レース以上、アイアンマン世界選手権には23回出場している。

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