生命の維持に欠かせない呼吸。しかし、人間は呼吸が苦手な生き物と言われています。心身の健康に大きく関わる呼吸を、正しく行うためにはどうすればよいのでしょうか。
呼吸を「味わう」ことを通じて、健康的な心身を目指すプログラムを提供する沖知子さんに、呼吸の大切さや、正しい呼吸を実践するポイントについて伺いました。
※本記事は、当社よりケンフェロール含有製品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。
当時私は、呼吸に合わせてナチュラルに動いてポーズ繰り返す「フローヨガ」というスタイルをメインに、ヨガインストラクターとしてスタジオで教えていました。
でも、教えていくなかで、ヨガにおける「ポーズ」のイメージが先行していることで「伝えたいことをうまく伝えきれていないな」という感覚がありました。では、一番伝えたいことは何かと考えたときに「心の健康」や、そのベースを作る 「呼吸」だったんです。
そこで、ヨガという表現ではなく、呼吸を前に出してダイレクトに伝え始めました。

プログラムのベースには呼吸があります。私が大切にしているのは、参加者の方が、言われるままに身体を動かすのではなく、呼吸に対する理解を深めてもらうこと。その助けになるように、プログラムではスライド資料も使いながら、呼吸に関する知識を補完しています。
呼吸について理解し、瞑想やストレッチを含めた様々な呼吸法を実践することで、呼吸を“味わいながら”整えていくプログラムです。

皆さんは、今この瞬間も、生きるための無意識で呼吸を繰り返していますが、むしろ、意識して呼吸を行って欲しいという意味で「呼吸を味わう」という表現を使っています。
呼吸のスキルや方法を知ることは大切でが、それ以上に、呼吸を意識するための時間が大切だと思っています。呼吸を味わう時間を提供することが、ブレストランのプログラムを通じて私が一番実現したいことです。

あらゆるもののベースには呼吸があります。そのため、呼吸を意識し始めると集中力や、ストレスへの対応、感情のケア、姿勢改善など、様々な良い効果が生まれます。特に、自律神経のバランスとリズムを整えることができるのが、呼吸を深める大きな効果です。
逆に、意識せずに行う「無意識の呼吸」を続けていると、自分の状態を正しく掴めず、ストレスを溜めていることにも気づけません。巡らせたり、手放したりといったデトックスをしないと呼吸に表れてきて知らず知らずのうちに「浅くて速い呼吸」になってしまうんです。
呼吸と身体は連動しているので、体にとっても、心にとっても良くない状態を招いてしまいます。

1つ目は口呼吸ではなく鼻呼吸。
2つ目は、1分間に12~15回頻度の呼吸心がけること。
そして3つ目が、「吐く」という際の意識です。
現代においては、自律神経が「交感神経」優位な状態になっていることが多いと言われています。交感神経と副交感神経はどちらも重要ですが、「副交感神経」優位な状態、つまりリラックス状態にできない方というのはすごく多いんです。
まずは吐くことで沈静化し、リラックス状態に近づきます。また、肺は吐けた分だけ吸える構造になっているので、しっかり吸うためにもまずは吐くことが大切です。
そうですよね。いきなり「呼吸に意識を向けましょう」と言っても難しいかもしれません。呼吸に意識を向けるための入口としては、「身体のどこに、どのように意識を向けるか」を具体的にイメージすることがポイントです。
例えば、以下の意識の向け方を紹介します。

私が個人的に気に入っているのは、息を「吸う」と「吐く」のあいだの一瞬止まる間。その間に意識を向けることや、鼻から吸って肺に入るまでの呼吸の通り道に意識を向けることです。

インド政府公認プロフェッショナルヨガ取得。世界遺産「金峯山寺」での寺ヨガプロジェクトや、ヨガ番組への出演など、ヨガインストラクターとして国内外で活躍。2016年には「ミス・ワールド・ジャパン」のファイナリストに選抜され、初代「ミス・ヨガ」を受賞するなど、その健康的な美しさとライフスタイルが注目される。
2017年からは、株式会社ブレストランの代表として、ヨガをベースに呼吸を整える健康経営サポートサービスを企業向けに提供している。
